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Aine E Nakamura

My body, my heart, my spirit

notebook ノート

MANIFESTO

WORKS 作品

12/26

『Circle hasu』のメインパフォーマンスを、3月18日にニューヨークシティにて収録しました

この作品は、観客の皆さまの前でのパフォーマンスが延期となっています。 
オンラインで公開する今、また新しい作品として発表できるよう、 
体と精神の自立に、取り組んでまいりたいと思います。 

ニューヨークでは、わたし独自の芸術をつくりました。 
それは、私の声、うたうた、体からの声を、みつめ、深め、根源に戻っていく作業でもありました。 

すると、わたしの抱えた筋腫との日々について、また、日本で女性の体を通して結婚制度や社会で経験した難しさについて 見ないことにはせず、しかし同時に、社会から離れてただ一人の私の体とも、対話すること、ともなりました。 
困難があっても、いや、困難があったからこそ、わたしは自らの自立を求め、渡米をし、道を作ってきた、 
その4年の道のりの作品でもありました。 
特に2018年からは、自然と一体となるようなニューヨーク北部に暮らして、 
私の精神を、私自身と、うちゅうというおおきなものだけに由って、 
みつめ、作品を創りました。 
手術を終えたいま、 
どのようにこの作品を発展させていくだろうと、私に、冬の太陽の日差しの中、聴いております。 
自立を、私に誓っております。人生をかけて、時間をかけて。

[Circle hasu 蓮]
声と体の作品。 
自然、アニミズム、平和、そして、個人的かつ政治的な女性の体についてのこの作品を通し、 Aine E. Nakamuraは、新しいパフォーマンス言語をつくり、2020年ポーリン・オリベロス・ニュージャンル・プライズ特別賞などを受賞した。 

時と場所を越えて物語りながら、一人の体を通して、「いま」、「繋がり」、新たな可能性を、うたい、体現する。 
また、中村のトランスナショナルなバックグラウンドから、国境の無い、声と体の在り方を、パフォーマンスを通して追究する。 
日本語と英語が使用され、抽象的で詩的な音としても、声を伝える。 

作品は、当たり前とされる価値を問い、 
ただうちゅうの花である「蓮」と、ただうちゅうの女性である「わたし」が出逢い、 
大自然の一部である人間を俯瞰しながら、自己の心身に向き合いながら、 
平和と、精神の自由と、優しさを、求めていく。 

アーティストステイトメント原文: 
https://wp.nyu.edu/gallatingalleries/aine-e-nakamura-circle-hasu-march-25-apr-4-2020/ 

風に大きくゆれたなびく 
はすをみて 
一緒に風を感じる 
お昼もすぎて葉も自由な形をし 
ふくらんだつぼみはうっとり立ち 
若いつぼみはすくっと立つ 
この立つ姿が美しいのだ 

ゆられながらも 
水に体をゆだねながらも 
そのしんを上の方にのばす 
この花の神聖さは 
また、はす池全体の一生観にもあるようにおもう 
生まれたもの死にゆくもの 
それらが一堂にあり 
どこか大きく包まれながら 
一つ一つ独立の様子 
この美しさは天のみに咲いている 
ゆらぎのないやさしいうつくしさ 

わたしはただただ一人の人として、ひとつの花、はすを感じる 
ただただうちゅうの人、うちゅうのはな、として

12/9

新しい作品「かえる」を作品ページにアップいたしました。 
「かえる」は、蛙ではなく変えるでもなく、還る、または、帰る、です。 
季節はずれの、夏の夜の虫や、秋の虫も出てまいります。 
わたしはよく、眠っているときに、音やメロディがわいてきます。 
半分眠ったからだや早朝に布団の中から録音した声も、そのまま使っています。 
その声は、起きていると再現できない、夢見ている体からの声であることが、スペシャルであると思っています。 

入院中、ほんとうにうつくしい、生まれたての、繊細で、かけがえのない、 
赤ちゃんをみて、こんなにうつくしいこと、 
わたしはだいじにしていきたい、と思いました。 
しばらくして、海のイメージと、生命が生まれそして還る、イメージがありました。 
そのことを、退院後もおもい、日々の静けさと、数時間ごとに変化していく季節、虫、鳥を感じて暮らしていました。 
わたし自身が、こうして療養の時、心身ともに癒えていき、 
インナーチャイルドまで癒えていって、思い出をとおりすぎて、 
ただひとりの己となり、そして、 
生まれるよりも前にまで、かえっていくような 
そんなことがインスピレーションの 

「かえる」 

です。 

第一部が「むきあうわたし」だったなら、 
第二部は「癒えるわたし」です。

I uploaded my new work in this artist in residence in hospital and recovery. 
Kaeru means to return, go back, or go home. 
I did not mean "home" to literally mean home but the ocean, and a meditative place. 
In this work, summer night bugs and autumn bugs appear too. 

Often, when I am asleep, a melody comes to me. 
And, if I can, I would grab a mic and a phone next to my bed, and record my voice of my half sleeping or dreaming body. 
I use such voices in this work. 
I found that the voices as my dreaming body are very intricate, and they are special as they are: they somehow bring me to a dream or the place I wanted to draw in this work. 

While I was at the hospital, I saw beautiful, precious new-born babies. 
I thought that, through art, I wish to take care of such sensitiveness. 
Then, an image of the ocean, and the birth and death of life from and to the water came into my mind. 
The hospitalization during the pandemic meant to spend time of my own without any hospital visits, and, in the hospital bed, I was able to see life in the connectivity and the ecological history of the wholeness of life and death.
And, I continued to have that sense of being while I went through the process of recovery in the daily season changes.
As I let my body, my heart, and my spirit heal themselves during this recovery process, 
and as I feel my innerchild being healed, 
I pass through memories, and I become self. 
And, I finally kaeru to the earth, the ocean, or the place even before my life was born. 

Kaeru.

12/5

先月無事に三か月後検診を終え、いつもは離れた駅までタクシーに乗るところを、ゆっくり病院から歩きました。秋晴れできもちよく、これまで疫病により遠出はしていませんでしたが、イチョウや、川辺のすすきの紅葉をたのしみました。

さて、最近は、このプラットフォームを利用して、私自身、そして他の女性のエンパワメントに繋がることをしたいと、様々なプロジェクトに顔を出し、活動にも関わり始めています。以下のプロジェクトやウェブサイトをご紹介します。

ウェメンズアクションネットワーク Women's Action Network
先日記事を掲載していただきましたプラットフォームです。

梨の木ピースアカデミー「小林緑の音楽カフェ」
一講座から参加可能です。

ミモザ演劇プロジェクト
女性の性についての演劇です。

Community - Shiftbalance
日本でも21日間のエンパワメントプログラムを開催しています。私は9月に参加しました。様々な視点で「わたし」の自立を考えることができました。

 「オンライン開催 女性の再出発とキャリア形成」日本女性学習財団12/10開催
私自身、現在の、療養から女性芸術の自立のプロセスにしたいと考えています。

Voice Up Japan
先日オンラインミーティングに参加して、学生たちのエネルギーに感動しました。

ひとりひとりの声が社会を変化させていくことを感じています。

11/4

Field recording in the morning for my current project.
5pm The sky changes its color. There were many small clouds right before the sunset. election, election.

11/3

I was afraid of the moon at night when I was a child. There were many animals and I played with them. I sang with my babysitter Ellen and my sister Juno. I loved the snow and my winter jacket and shoes, purple and pink. I experienced so much more, but for me, "America" is such a place fundamentally, a coexisting community.

10/23

秋の虫の音は少し小さくなった The ringing of the autumn's buds at night got a little quieter.